あいのり仲間（友達っていいな）

小学校、中学校そして高校とずっと一緒だった同級生が９人いる。と、５０年以上思い込んでいた。今回、改めて数えなおしてみたところ、自分を含め７人しか思い出せない。IY、KA、ST（私）、TM、FT、MK、YNの７人。止む無く同窓会名簿を引っ張り出し確認してみたところ、何と７人だった。時々は同窓会が開かれているが、不定期だし、高校ではクラス会が、中学校は３分の１くらいしか出席しないし、こちらも出席は２回に１回程度。これまで修正する機会はなかった。

７人のうち２人（含私３人）とは都内近郊にいることもあって年に１～２回は酒を酌み交わしているが、他の４人とはほとんど会ったことがなく、今回のようなことがないと思い出すこともない。３人の付き合いは７０年近くになる。お互いに言いたいことは言い合うが、信頼できる相手だと信じられるから、批判的な発言でも空気が悪くなることはない。コロナ禍以降、私の病気のため４年ほど会えていないので、会いたい気持ちで一杯だが、つい最近、暖かくなってきたので私の体調を見て久しぶりに会おうかとLINEが入った。嬉しい。

中学校まで一緒だった同級生の中にも会いたいと思っていた一人がいる。SM君。最後にあったのがいつか覚えていないが、１０年以上は間違いない。そこで５年程前に田舎に行ったとき彼の家を訪ねてみた。残念ながら仕事で遠出していた。その後３年程前、彼の息子が近くに住んでいることがわかり、出掛けてきたときに寄ってくれた。約一時間話したが会えなかった時間を埋めるには不十分で何から話そうと思うだけで何を話したか覚えていない。さらに今年に入り、自然薯とサツマイモを作ったからと、１ｍは超える自然薯と干芋を持ってきてくれた。今度は私から行かなくちゃ。

昔からの友人は実際に会うのは少ないし、そう頻繁にやり取りをする訳でもないが親友と呼べる。一方、職場での同僚は、いつしか友人といえる関係になっていることがある。その職場で一緒に仕事をしているときは同僚だが、その職場を離れても付き合いが続けば友人に変化する。この友人は年齢が一緒というのは少ない。つい最近、某職場をコンサルタント契約満了により退職した。同僚が小さな花束や寄せ書きをくれたが、友人に変化させることができたら嬉しいと思っている。友人や同僚は多いほうがいいし、何気なく連絡を取り合えるのも嬉しい。

執筆者：鈴木隆雄