金利差は縮小へ?ドル円の行方を読み解く

2025年12月05日

日米金利差は、ドル円の動向を説明する際によく根拠として利用されます。

一般的には、

「米金利>日本金利ならドル高・円安」
「米金利<日本金利でならドル安・円高」

という関係です。

 

下の図は、過去5年のドル円と日米10年債金利差の推移です。

2021年から概ね相関がありましたが、今年の4月以降は逆相関になっています。

いずれまた相関関係に戻ると思われますが、現在のドル円の位置では日米金利差が約3.7%(現在2.16%)、また日米金利差の位置はドル円が約126円台(現在155円)にあります。

 

今後FRBが利下げし、日銀が利上げ方向へ向かうとすれば、金利差はさらに縮小し、ドル安・円高方向へ向かう可能性の方が高いと思われます。

宇野隆一郎
執筆者
宇野隆一郎
株式会社パリミキアセットマネジメント
ファンドマネージャー
1988年に富士銀行(現みずほ銀行)に入行し、主に国際部門を中心に国内及び証券部門にて従事。1998年には当時のスイス富士銀行(スイス・チューリッヒ)に駐在し、プライベートバンキングや運用の奥深さを体現し、以来マーケットの魅力に取りつかれました。2004年にドイツ銀行のプライベートバンキング部門に転職。その後独立し、ファミリーオフィスの運用を担当。1か月の内、約半分近くを海外に出張し、年間約100以上の世界中のファンドマネージャーとミーティングを行っていました。その時に、多根さんと出会いました。2009年にシンガポールに拠点を移し、ファンドに限らずあらゆる金融商品の運用を行い、2017年に帰国後も個人投資家として相場・トレードの研究に勤しんでまいりました。相場で大切なことは大局観であり、ファンダメンタル同様、時間と価格の分析も行いながら大局観を把握し、それに見合った旬なファンドを常にアップデートしていきたいと考えております。

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