イスラエル、イランの戦争から考える今後のマーケット(原油価格)

2025年06月18日

イスラエル、イランの現状と原油価格📈

先週末、イスラエルが、イランの核濃縮が完成に近づいているという理由から、イランの核施設をはじめ軍施設や高官私邸など攻撃を開始し、以降報復が続いています。

 

マーケットの観点

💡紛争がエスカレートし、ホルムズ海峡封鎖などで原油価格が 暴騰することを懸念

(※ 世界の石油輸送の3割近く、日本に至っては輸入の8割をこの海峡に依存)

これまでの株式マーケットを支えてきた理由の一つとして、米国の低インフレが挙げられます。しかし、この紛争によりインフレが進むと、今までの市場の状態から大きく変化する可能性があります。

 

チャートは、週足のWTI原油です。

2022年からの下落トレンドが続いていますが、今後週足(終値)で先週高値74.62ドルを明確に上抜けてくるかに注目しています。

 

「遠くの戦争は買い」という相場格言がありますが、今回の紛争はそのような単純なものではなく、原油相場は暫くマーケット参加者の最も注目する指標になると思います。

宇野隆一郎
執筆者
宇野隆一郎
株式会社パリミキアセットマネジメント
ファンドマネージャー
1988年に富士銀行(現みずほ銀行)に入行し、主に国際部門を中心に国内及び証券部門にて従事。1998年には当時のスイス富士銀行(スイス・チューリッヒ)に駐在し、プライベートバンキングや運用の奥深さを体現し、以来マーケットの魅力に取りつかれました。2004年にドイツ銀行のプライベートバンキング部門に転職。その後独立し、ファミリーオフィスの運用を担当。1か月の内、約半分近くを海外に出張し、年間約100以上の世界中のファンドマネージャーとミーティングを行っていました。その時に、多根さんと出会いました。2009年にシンガポールに拠点を移し、ファンドに限らずあらゆる金融商品の運用を行い、2017年に帰国後も個人投資家として相場・トレードの研究に勤しんでまいりました。相場で大切なことは大局観であり、ファンダメンタル同様、時間と価格の分析も行いながら大局観を把握し、それに見合った旬なファンドを常にアップデートしていきたいと考えております。

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