春らしい強い風と、巻き上げられる土埃や花粉で、北アルプスが霞んで見える今日この頃です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
さて最近の塩尻市は、小さなお子さんが新型コロナに感染する例も多く、ご家族みんなが自宅隔離になったり、相変わらず猛威を奮っています。何しろ高齢化率が高いので、感染が再拡大すれば、小さな村は全滅になってしまいそうで、まだまだ怖がりながら暮らしている状況です。しかし子供たちは屋外で、マスクなしで元気に遊ぶ姿も取り戻しつつあります。子供達への配慮として大人がマスクを外せないという感じかも知れません。
3年に及ぶコロナ禍で、ちっとも楽しいことがなくて、どんなに仲良しの家族でも息の詰まるような暮らしだったので、思い切って優待株を始めてみました。きっかけは桐谷広人さんの映像でした。元プロ棋士とは思えないくらい面白い人で、こんなにも楽しそうに暮らしているのなら、私もやろう!と思いました。
でも、よく考えてみたら、田舎には食事券を使える場所も遠く、また、どんな会社か知らないのに応援するのは難しいと思いました。そう言えば昔、澤上篤人会長が言ってらした「身近な企業を応援する方法」を思い出して、いつも使うティッシュペーパーや、身近な食品の会社、洗濯洗剤の会社など、片っ端からピックアップしてみました。その中で、優待がQUOカードや図書カードだったり、お米や食品だったりするものを中心に探してみました。意外に有りました。それで1年前からの株価をチェックしてから早速、買い付けてみました。最初は本当にドキドキしながらでしたが、指値で希望通り買えると嬉しくて、それだけでもワクワクしました。今では10の企業の株主になっていて、配当もそれなりにあります。運用成績も4〜5%くらいです。株数も100株ずつではなく、気に入っている企業はそれなりに増やしています。やっぱり、なくてはならない企業というのは業績だけでなく純粋に応援する気持ちで持ち続ける事が大切なのかな、と思います。優待で頂いた食品は、ご近所付き合いの潤滑油にもなっています。安定的な長期投資での資産形成が出来ているので、直接に「身近な企業を応援する」ことも新たな楽しみになってきました。
執筆者:米山 敦子