35年前から、親戚が共同所有する白馬の山小屋に家族・親戚と多い時には12人くらいで訪れています。千葉県の自宅から5時間少しの運転(往復10時間以上)、食事の準備(究極のBBQから朝食まで)、近隣の蕎麦屋、レストラン、日帰り温泉の開発などで毎年盛り上がります。
今回は、たまたまいろんな新しいスポットを発見したので皆さんにご紹介しましょう。
①古民家カフェ かっぱ亭
白馬駅から車で10分程度の車1台がやっと通れる裏道に面し、前に小さな水車が回っている古民家が「かっぱ亭」です。お昼時のこともありちょうど最後のテーブルが一つだけ空いていました。大きな古民家で風が抜けホッと一息。ゆったりした時間が流れています。孫たち二人は信州サーモン丼、大人3人は「姫川かっぱ定食」をお願いしました。
料理を待っている間に次々外国人(オーストラリア人の7人家族、一人は生まれたばかりの赤ちゃん、30才くらいのモデルのような白人女性、腕にタトゥーの 20代男性)が来店、こんなところをどうやって探してくるのか分かりませんね。この雰囲気なら、ネット上で自慢したいでしょうね。
②美麻コーヒー
かなり前からうわさは聞いていたんですが、今回初めて訪れました。毎回よく行く美郷という蕎麦屋に普段と違う道から行って、偶然見つけました。 30センチくらいの板に手書き文字で「美麻コーヒー」と描いてあって、普通は見落とすでしょう。看板の横の細道を入っていくと急に景色が広々します。絵本に出てきそうなかわいい建物に、トトロの木像もおかれていていかにもインスタ映えしそうです。白い建物の店内は、アンティーク調のイス、テーブル、ケーキのショーケース、そして、結構大きなイカツイ焙煎器があり、コーヒーの香りが店内に充満していました。ただ、午後の遅い時間でしたが店内は満席で外のテラス席でコーヒーとカヌレをいただきました。
すぐ横の広々した草地は、キャンプ場ということで、管理小屋にいた方に話を聞いたら、お盆休みは、予約でいっぱいとのこと。ジビエ(鹿、イノシシ)も販売されていて、購入したら、予想を超える美味しさ、夜のBBQは盛り上がりました。
③手打ちそば うずら屋
最終日、千葉への帰り道、戸隠村の超有名な「うずら屋」(そば屋)に寄りました。戸隠神社の目の前にある老舗です。
昼頃につきましたが、店の周りに数10人が座っています。順番待ちのシートに名前を記入して「2時間以上待ち」とあったのでゆっくり戸隠神社にお参り、孫たちと遊びながら時間をつぶしました。その間、何回も「記入シート」確認に行くので、白いTシャツを着たお爺さんが「磯野様、すみませんね。もう少しです。」と声をかけてくれました。ものすごく忙しいのに、殺気立ってないんです。「磯野様、8名様お待たせしました!」と大きな声で呼ばれて店内へ。気分いいですね。今まで食べたそばの中の一位という気がします。
帰り際に、店先で先ほどのお爺さんに声をかけたら、やはり店主の方で、よく見ると背中にひょうきんなお爺さんのイラスト、「ご自身ですか?」と聞いたら、「はい」と照れてらっしゃいました。美味しかったのはもちろんですが、大変、和ませてもらった3時間でした。「11月の新そばの頃には、意外と空いてますよ」との店主の言、皆さんトライしてみてください。
今回、伺った3店は、いずれも、外国人がたどり着きにくい場所ですが、どこにもいましたね。お店の方がニコニコして余裕たっぷりなんです。それにつられてか、お客の方も余裕が出てきたように感じました。外国人は特に、楽しんでたような気がします。