丙午が示す、新しい時代の始まり

2026年01月14日

今年は丙午の年です。

古来より丙午は、非常にエネルギーの強い年と言われてきました。

実際に歴史を振り返ってみると、この年が時代の大きな転換点であったことが見えてきます。

 

過去の丙午を振り返ると

60年前の1966年、日本は前年に東京オリンピックを成功させ、その後1970年まで続く「イザナギ景気」と呼ばれる高度経済成長期へと踏み出しました。

まさに、日本が経済力で世界の頂点を目指した、その最初の年でした。

 

さらに60年さかのぼる1906年を見てみると、前年に日露戦争で勝利し、その後第一次世界大戦を経て、1920年には国際連盟の常任理事国となり、日本は列強の仲間入りを果たしていきました。

こちらは軍事力で、国際社会での地位を確立していった時代の始まりでした。

 

このように丙午の年は、それまでとは異なる新しい長期の流れが、はっきりと姿を現す「起点」となってきたことが分かります。

「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」という言葉がありますが、軍事が力を持つ時代、経済が力を持つ時代と、その中身は変わりながらも、世界は常に次の価値へと移行してきました。

 

私の父は昭和6年生まれですが、幼少期には「男の子は軍人、女の子は看護婦になるのが当たり前」という時代で、立派な軍人が尊敬を集めていたそうです。

戦後になると、勉強して良い学校に入り、良い企業に勤める、いわゆるサラリーマンが当たり前の時代へと移りました。そして、ビジネスで成功し、富を築いた人々が称賛される時代が続いてきました。

 

新しい精神性の時代へ

では、2026年から始まるこれからの時代は、どこへ向かうのでしょうか。再び軍事の時代へ戻るのでしょうか。

私はそうは思いません。

むしろこれからは、「文化」や「精神性」が、これまで以上に価値を持つ時代になると確信しています。

 

そうした中で、AIが凄まじいスピードで社会に浸透し始めています。AIの登場は、単なる技術革新ではなく、「人間の本質とは何か」を私たちに問いかけています。感じる力、生きがい、やりがい、そして魂に通じるようなもの――AIには代替できないこれらこそが、人間の価値として改めて注目されていくでしょう。

 

昨年の野球のワールドシリーズでは、日本人選手が世界の注目を集めました。その評価は、卓越したパフォーマンスだけでなく、野球への向き合い方、自分のためではなく誰かのために全力を尽くす姿勢に向けられていたように思います。

また、茂木健一郎氏の「IKIGAI」という本が海外でベストセラーになっていることも、象徴的な出来事です。

私たちにとっては当たり前だった感覚が、いま世界に必要とされ始めているのです。

 

分断と混乱が続く世界の中で、大きな対立を避け、和を重んじ、安全に暮らせる日本社会を目の当たりにし、多くの外国人観光客がその価値を再認識しています。

日本の社会システムや精神文化は、これからの時代において、重要な示唆を与える存在となるでしょう。

 

この時代に輝くために

この丙午の年は、経済中心の時代の終わりと、新しい精神性の時代の幕開けが、はっきりと交差する年です。

この時代の素晴らしさは、お金や地位が無くても、誰であれ志があれば、大きく可能性を広げることが出来ることです。

これからの時代、誰かのために生きがいとやりがいを持ち、誠実に生きていく。そんな生き方を、皆さまと共に歩んでいけたらと思います。

 

新しい年が、皆さまにとってまっすぐで、実り多き一年となりますことを、心よりお祈り申し上げます。

多根幹雄
執筆者
多根幹雄
株式会社パリミキホールディングス
代表取締役会長
スイス、ジュネーブに1999年から9年間駐在し、グループ企業の資金運用を担当してきました。その間、多くのブライベートバンクやファミリーオフィスからの情報により、世界18カ国100を超えるファンドマネージャーを訪問。実際投資を行う中で、良いファンドを見極める選択眼を磨くことが出来ました。また当時築いたスイスでのネットワークが現在の運用に大いに役立っています。また、大手のメガネ専門店チェーンの役員として実際の企業の盛衰も経験し、どんな時に組織が良くなり、また悪くなるかを身をもって体験しました。そこから、どんな企業やファンドにも旬や寿命があるというのが持論です。その為、常に新しいファンドを発掘し、旬のファンドに入れ替えを行うことで、長期で高いパフォーマンスを目指しています。

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