お金でない「複利」の話

2024年12月10日

先日大阪で、「ビギナーのためのお金のレッスン」と題して、岩本沙弓さんのご講演の後に、弊社も講演させていただき、そこで複利の話をさせていただきました。内容としては、アインシュタインが「人類による最大の発明」と言っていたように絶大な効果を生む複利の基本的な説明と、積み立て投資は、若いうちに始めることは(時間を味方につけるため)効果は高いのは勿論ながら、いくつになってもその効果は高く、人類平等に与えられたその効果を利用しない手はないということ、などを申し上げさせていただきました。

 

一方、お金の話ではなく、昔から考えていたことがあります。人の能力や成長も複利で大きくなるということです。

例えば、早いうちに英語をマスターすると、その後の残りの人生の時間で得られる情報量が圧倒的に違います。そうなりますと、アイディアや仕事の選び方、人脈など、人生の生き方も大きく変わってきます。

現在大活躍の大谷選手は、小さい頃から“目標達成シート”を作成して、時間を味方につけて一つ一つの課題を緻密にクリアして、その一つの習得がまた別の課題の習得にも役立ち、と雪だるま式に能力が伸びて現在があるように思います。

今の日本人の平均寿命は、女性87歳、男性81歳です。今後医学の進歩により、更に平均寿命は伸びていくと思われる中、自分が何か好きなことなどを習得、上手になっていくことはいくつになっても人生を充実させる意味で素晴らしいことと思います。

 

お金も「複利」、人生も「複利」と言うと、当たり前のように思われる方は多いと思いますが、それを合理的・科学的に、本当の意味で理解するともっと多くの人の行動、習慣、人生も変えられるのではと思う今日この頃です。

 

PS: 11月29日の大阪でのセミナーにおきまして、金曜日の夜に関わらずご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしております。

宇野隆一郎
執筆者
宇野隆一郎
株式会社パリミキアセットマネジメント
ファンドマネージャー
1988年に富士銀行(現みずほ銀行)に入行し、主に国際部門を中心に国内及び証券部門にて従事。1998年には当時のスイス富士銀行(スイス・チューリッヒ)に駐在し、プライベートバンキングや運用の奥深さを体現し、以来マーケットの魅力に取りつかれました。2004年にドイツ銀行のプライベートバンキング部門に転職。その後独立し、ファミリーオフィスの運用を担当。1か月の内、約半分近くを海外に出張し、年間約100以上の世界中のファンドマネージャーとミーティングを行っていました。その時に、多根さんと出会いました。2009年にシンガポールに拠点を移し、ファンドに限らずあらゆる金融商品の運用を行い、2017年に帰国後も個人投資家として相場・トレードの研究に勤しんでまいりました。相場で大切なことは大局観であり、ファンダメンタル同様、時間と価格の分析も行いながら大局観を把握し、それに見合った旬なファンドを常にアップデートしていきたいと考えております。

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