徐々に気温も上がり夏休みシーズンが近づいてきましたが、夏休みといえば幼少期に池や河原でザリガニを捕まえて遊んだことがある方も多いのではないでしょうか。私もそのうちの一人で、今でも池や河原を見るとなぜかワクワクしてしまいます。
そんなザリガニですが、日本には主にニホンザリガニ、アメリカザリガニ、ウチダザリガニの3種のザリガニが生息していています。日本固有種のザリガニは「ニホンザリガニ」の一種のみで、北海道と東北の一部のみに生息していています。よく見かける赤いザリガニはアメリカザリガニで、その名のとおりアメリカから日本にやってきたいわゆる「外来種」の生物です。
そのアメリカザリガニが、お祭りでよく見かけるミドリガメ(アカミミガメ)と共に2023年6月1日から「条件付特定外来生物」に指定されました。これからは飼育しているものを野に放出することが禁じられ、違反した場合は3年以下の懲役、300万円以下の罰金などの罰則が科せられることになります。
「条件付特定外来生物」は「特定外来生物」と違いペットとして飼育することは可能で、既に飼育している人が多いことが「特定外来生物」と分けた理由として環境省のウェブサイトに掲載されていました。個人的にはアメリカザリガニやミドリガメは子供たちが生き物との触れ合うための貴重な機会と経験を生み出してくれているため、その点も考慮されたのでは…と考えています。先述したとおり野生に放つことは禁止されていますので、子供たちにも命の大切さとともに「なぜ野生に放ってはいけないのか」という点も伝えていきたいですね。
アメリカザリガニは水草や水生昆虫を食べ、その旺盛な食欲で水生生物の絶滅を引き起こしていることが問題とされていますが、1927年にウシガエルの餌として初めて日本に持ち込まれたのはたった27匹(20匹という説もあります)だったそうです。その後ウシガエルの養殖場が閉鎖され、逃げ出したザリガニ達が100年弱の期間でここまで増殖したというのですから、その繁殖力と生命力には驚かされます。
もちろん日本の生物が海外に持ち込まれ外来生物として問題になっている例もあります。日本の食卓ではおなじみの「ワカメ」は強い繫殖力から世界の侵略的外来種ワースト100に選ばれています。船やタンカー等のバランスをとるためのバラスト水に紛れて船内に入ることで海外に運ばれ、現地で繁殖するそうです。ワカメを食べる習慣がある国が少ないことも選出の要因になっているようですので、文化や習慣によっても見え方が変わってくるのですね。
最近は外来生物が悪者のように扱われているのをメディア等で度々見かけますが、彼らは「生きる」という生物として当然の本能を一生懸命全うしているだけであり、多くの場合責任は人間にあります。もっと生物目線になって生物と接することが世の中に浸透すれば、少しずつ生物と人間の両方にとって良い環境に変わっていくかもしれません。
執筆者:入江孝之
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