「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている」という名作に登場する御仁ほどではありませんが、僕の資産はずっと増えないままでした。単なるナマケモノなので、投資に手を出しても気分でテキトーにやり続けて失敗の連続の結果、世の中には楽に儲かる話はないとの考えに至り、汗水たらして働くのが一番と思っておりました。以下、人や本との出会いに恵まれて、クローバーさん任せの呑気な小市民が誕生するまでのいきさつです。
「お金に手間をかけることですよ」と数年前税理士から言われ、支出と収入を分類して管理してもらったら、貯金が増えました。
「お金に働いてもらう」とある本に書かれていて、貯金を運用して勝手に増えてもらうということです。そんなある日大学の先輩と飲んでいたら、その人が実行している長期資産運用を教えてくださったのです。定期的に入金して、あとは放っておく。そんな楽な方法があるとは知らなかった!
「長期資産運用のススメ」をその後も複数の人から諭していただき、クローバーさんのことを知りました。それまでは相場のチャートを見ても信用していませんでしたが、面談したファンドマネージャーさんが頑張って数字を出しているのだと思うと、安心して見守れるようになりました。毎日9時前にコドモファンドの動向をみて、朝、エンゼルスの大谷選手をにわか応援するのと同じように、資産価値が上がると上機嫌でイケイケ気分。大谷選手もクローバーさんも両方信頼しているので、下がっても「いつかやってくれる!」「もしや買い時?」と奮い立つというお気楽な相乗り客です。
「投資で儲けるのは簡単。相場が下がったら買い、上がったら売ればよいのだ。」とある本に書いてあったのですが、まさに今年2023年の春、コドモファンドに売り時が来たと感じました。ファンドマネージャーのご尽力で上がり続けるかもしれませんが、利益の一部で人生を楽しむのも資産運用の魅力と思います。
「経済的成功とは、お金から自由になること」とある本に書いてあったのですが、この理想を求めて、ファンド仲間の先達から御指南を賜りたいと望む今日この頃です。
執筆者:綾木 雅彦