やっぱり本命は長期投資
2018年04月13日
今回の講師は、前回2月の東京のセミナーで「潮目が変わる」といった途端に、その日の夜のNYの株式市場が暴落、最近神がかっているばかりか、東京海上アセットマネジメントの最高運用責任者になられた平山さんです。
まずは興味深い数字の話。2004年と2014年を比較した場合、今までの主流の株式と債券の総額は1.7倍になっているとのこと。一方、年金、保険、投信等の運用資金はなんと2.4倍に。つまり、投資資金が従来の主流派である株式や債券だけでなく、非主流派のヘッジファンド、プライベートエクイティ、バンクローンと呼ばれるオルタナティブ投資に流れているという事のようです。また最近の特徴として進化したAIによる運用の浸透で短期の利ざやを狙う売買も儲からなくなっています。投資資金が有り余っている今の時代、かつての主流の債券や株式、それにオルタナティブにしてもなかなかリターンが取れない昨今、残る本命はやっぱり長期投資という事のようです。
さてその長期で投資できる企業を平山さんがどう選んでいるか。それが以下の「企業選択の三つの輪」です。
① 会社のDNA
例えば悪い会社は仕入れ業者に対し、値段を安くする事だけを要求。良い会社は仕入れ業者とどうすればコストを安くできるか一緒に考える。悪い会社は業績のブレが大きい。一方良い会社は毎年すこしづつ増益。とにかくコツコツとブレない会社を選ぶ。
② 経営者
良い経営者は先を読み一歩早めの意思決定ができる。決算説明会で原稿を読み上げる、質問があった時に後ろの担当者に聞く経営者は要注意。自分の言葉で物語の様に企業の可能性を語る経営者を選ぶ。
③ 参入障壁
ビーズチョコやM3など誰もが真似できない会社。良い会社は他社がなかなか参入出来ないノウハウ、資源を持っている。いわゆるブルーオーシャン型の会社を選ぶ。
金余りで投資が難しい時代だからこそ長期投資なのですね。仮に暴落が起こってもそれは良い会社を安く買えるチャンスです。相場の動きに一喜一憂するのではなく自信を持って良いファンドマネージャーに託したいものです。
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