30年振りに、日本にもインフレの時代がやってきました。
「昔は〇〇円で買えていたのに!」
このように、モノの値段の変化に驚いた経験はありませんか。
モノやサービスの値段が上昇し続ける状態のこと
これを「インフレ(インフレーション)」といいます。
インフレとは、「現金の価値が下がる」ということ
インフレについて考える際に併せて押さえておきたいのが、「インフレ率」という言葉です。
これは、物価の上昇率を表しており、例えば「インフレ率2%」は、1年で物価全体が2%上昇したことを示します。
では、インフレ率2%の世界では、モノの値段はどうなっていくのでしょうか?
例えば、車の値段で考えてみましょう。
現在100万円の車があったとします。値段が2%ずつ上昇していくので、来年には102万円、再来年には104万円、、、10年後には、なんと約121万円になってしまいます。
このように、10年前には100万円で買えた車が、121万円になっていたらどう感じますか?当然ながら「前より高くなったな」と思いますよね。
でも実はこれ、車がさらに高級なものになったわけではなく、お金の力が弱くなったということを意味します。
より多くのお金を払わないと買えなくなる。これが、インフレで「現金の価値が下がる」ということなのです。
実際にインフレ率2%で計算したグラフ(下)を見てみると、年々価値が下がり、現在の現金100万円の価値は、10年後には82万円まで下がってしまいます。
投資をした場合・しなかった場合
以下は運用しなかった場合と運用した場合の10年後の資産価値比較です。
① 運用なし(100万円をインフレ率2%で、そのまま現金で持ち続ける)
② 運用あり(100万円で年利6%の投資信託を購入し、運用し続ける)
先ほどの車の話と同様に、投資をせず現金で持っていた人の100万円は、インフレによってお金の価値が下がり、82万円分の価値になってしまいました。
今後のインフレ率予想
今回、インフレ率「2%」を前提にお話ししてきました。
しかし、日本のインフレ予想は、2030年まで約2%が継続することが発表されており、実際にそうなる可能性が十分にある数値なのです。
一見すると何も変わらないように感じますが、来年2%、再来年も2%という予想だとすると、
今100万円のものが来年には102万円(100万円から+2%)、再来年には104万円(102万円からさらに+2%)となります。
つまり、「現状維持」ではなく物価は上がっているのです。
インフレ率がこの予想を上回った場合は、資産はもっと目減りしてしまいます。
インフレ時代、「投資をしないこと」がリスクに?
「投資って難しそう」「お金が減ってしまうのではないか」
そんな不安から、なかなか一歩を踏み出せない方も多いかもしれません。
ですが、今の時代、その選択が本当に“安全”と言えるのでしょうか?
物価は年々上がり続けています。
このままインフレが進めば、あなたの大切な現金資産が静かに、そして確実に減っていくことでしょう。
「投資をしない=ノーリスク」ではありません。むしろ、投資をしないことがリスクになるかもしれません。
あなたの資産を守るために、資産運用という選択をしてみませんか。
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