基軸通貨米ドル資産の逃避か

2025年04月16日

下の図は、米ドル指数(上段)と米10年債金利(下段)の日足チャートです。

 

米金利と米ドルの関係

米金利と米ドルは、基本は同じ方向性で動くことが殆ど。

しかし、株式が大きく下落した4/7~11までの1週間(赤枠部分)は、米ドルが下落しているにも関わらず、長期金利は上昇する(=米債券が売られている)状態が見られました。

 

ヘッジファンドの米債売りやベーシス取引の解消など、その他にも様々な解釈はありますが「大口の投資資金が、米ドル資産(通貨・債券・株式)から逃避してきている可能性」もあり、今後の動きに注視していくべきと思います。

 

宇野隆一郎
執筆者
宇野隆一郎
株式会社パリミキアセットマネジメント
ファンドマネージャー
1988年に富士銀行(現みずほ銀行)に入行し、主に国際部門を中心に国内及び証券部門にて従事。1998年には当時のスイス富士銀行(スイス・チューリッヒ)に駐在し、プライベートバンキングや運用の奥深さを体現し、以来マーケットの魅力に取りつかれました。2004年にドイツ銀行のプライベートバンキング部門に転職。その後独立し、ファミリーオフィスの運用を担当。1か月の内、約半分近くを海外に出張し、年間約100以上の世界中のファンドマネージャーとミーティングを行っていました。その時に、多根さんと出会いました。2009年にシンガポールに拠点を移し、ファンドに限らずあらゆる金融商品の運用を行い、2017年に帰国後も個人投資家として相場・トレードの研究に勤しんでまいりました。相場で大切なことは大局観であり、ファンダメンタル同様、時間と価格の分析も行いながら大局観を把握し、それに見合った旬なファンドを常にアップデートしていきたいと考えております。

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