私と長期投資との出会い

2021年05月14日

この場に登場させて頂くのが、今回で2回目となります。

今回は、真面目な長期投資に出会うきっかけにまつわる話をしたいと思います。

元々は、前らくちん投信からの流れで、クローバー・アセットマネジメントさんを知り、直接のお付き合いは、2015年頃で、銀座にあった見るからに高そうな眼鏡屋さんの入口でおっかなびっくり中の様子を伺って、セミナーに参加したのが、最初となります。

そもそも、長期投資と出会うきっかけは、27歳の時、職場の人が将来設計に関する不安の話をしているのが耳に入り、そんなこと考えたこともなかった私が、危機感を持ってしまったことでした。それからは、毎晩目を閉じるたびに答えの出ない不安が頭の中をぐるぐる回り、眠れなくなった日々が暫く続きました。

少なくとも、先ずはお金の事から何とかしようと考えましたが、人には相談できず、投資に関する本や毎月20日に発売される雑誌を読み、あれこれと実戦しておりました。当然空回りするばかりで、不安は一向に消えません。

2005年10月、投資の日と銘打って証券会社のキャンペーンイベントがあり、何か良い情報が得られたらと思い東京国際フォーラムの会場へ向かった時から状況が変わり始めます。予想はしていましたが、大半がセールス一色で、気分が悪くなってぼんやりセミナーのタイムスケジュール表を眺めていたところ、「あれこの人、確か本に顔写真が出ていた人だ。」と気付き、時間もあったし、軽い気持ちで聞いたのが、さわかみ投信の社長 澤上さんの講演でした。自分の会社の勧誘は一切せず、「預貯金の利子はカス、応援したい会社の株を安くなった時に買え!」と、衝撃的な内容に絶句。それ以来、さわかみ投信から始まり直販投信のセミナー千本ノック。それ以来、休日は片っ端からセミナーに参加し、最前席に座って話を聞いておりました。

サブプライム、リーマンショック…投資をしていなかったら、他人事で済んでいただろうニュースが、自分を直撃。評価損益額のマイナス記号の表示は何?今回も投資は失敗だったのか?と心がぐらぐらと揺さぶられました。セミナーに参加した中で、とある講師の方が、「セミナーに毎回の様に前列に座って参加するけど、一向に投資を始めない人…」「株価が下落した時に買いの行動をせず、長期投資から逃げる人…」の話をしていた事を思い出し、「自分はちがう根性見せたる!」と心に火を灯し、手に出来る現金を片っ端からかき集めて、長期投資に振り向けました。(生命保険を解約、会社では昼食を抜き、本やCDをブックオフに売って、など。)

直販投信の毎月の積立額は増額、長期投資の力とは、どんなものなのかを実体験で感じ始めているところです。お金以外の面でも、勤めている社内の狭く限られたセカイの人だけではなく、長期投資をしていなければ、絶対に会えなかった外のセカイの方々と知り合え視野が拡がったこと。まさに、過去の自分に感謝!です。

今は、お金を管理するのは、仕事や私生活も含め汚いものを見たかの様に、顔をしかめて逃げまわる人が、とても多いことにあらためて気付かされます。

お金のことで逃げ回ったり、答えの出ない考えをいつまで続けていても、長期投資の原動力である「時間」を無駄に失うだけなので、早く始めた方が、あとでの後悔が少ないと実体験から思います。(自分自身、もっと早く始めていたら、今はもっと凄いことになっていただろうとの後悔はありますが。)

あなたがもし、まだ、はじめてないなら、一分一秒でも早く長期投資を始めるべきです。そうすれば、今の私のように何年後かに「過去の自分に感謝。」することができるでしょう。

執筆者:北林 徹

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