「伝記映画を通じて感じること」

2023年02月09日

最近映画を観ることにはまっています。

昔は映画館で観る映画といえば人気のある派手な大規模且つ撮影技術を駆使したスパイ物などスッキリ感や超現実を体験するなどのために行くことが多かったのですが、最近は知識向上、学びがあると感じる(以前は全く興味のなかった)世界的著名人の伝記映画を中心に観るようになりました。

いくつも観ていくと、これら過去名を遺した人物の人生を観ていて大方2つのパターンに分かれるかなと考えます。

その分野に生まれながらの才能・興味を基に、小さい時から苦労しながら地道に努力する。人生のある時点で花開き、世界的に認められ有名人になる、とここまでは同じですが、その後おごりなどから足をすくわれて、他のことに翻弄されて落ちていくパターン。もう一つは、その分野におけるパッション(情熱)が強く、有名になっても周りを気にせず研鑽を続け、更に名を残して人生を終えるというパターンです。

これは翻って、著名人でない一般の方々の人生を考えても同じで、周りに翻弄されず、自分が得意で好きな分野に時間・資源を費やすことが出来、おごらず謙虚に向上できる生き方が、いくつになっても幸せでいられるコツのように感じます。

日本は今後さらに高齢化社会になってきています。個人的な意見ですが、貯蓄のあるなしに関わらず、(好きであること、向上心が持てることが前提ですが)出来れば仕事は続けた方が望ましくその大切さを最近感じます。

また人に投資するファンドマネジャー選びでもその方の投資に対するパッション、向上心などは長期投資の観点からも重要と考えます。

色々な考察の機会を与えてくれる映画に感謝。今後も「映画鑑賞」を続けていきたいと思う今日このごろです。

宇野隆一郎
執筆者
宇野隆一郎
株式会社パリミキアセットマネジメント
ファンドマネージャー
1988年に富士銀行(現みずほ銀行)に入行し、主に国際部門を中心に国内及び証券部門にて従事。1998年には当時のスイス富士銀行(スイス・チューリッヒ)に駐在し、プライベートバンキングや運用の奥深さを体現し、以来マーケットの魅力に取りつかれました。2004年にドイツ銀行のプライベートバンキング部門に転職。その後独立し、ファミリーオフィスの運用を担当。1か月の内、約半分近くを海外に出張し、年間約100以上の世界中のファンドマネージャーとミーティングを行っていました。その時に、多根さんと出会いました。2009年にシンガポールに拠点を移し、ファンドに限らずあらゆる金融商品の運用を行い、2017年に帰国後も個人投資家として相場・トレードの研究に勤しんでまいりました。相場で大切なことは大局観であり、ファンダメンタル同様、時間と価格の分析も行いながら大局観を把握し、それに見合った旬なファンドを常にアップデートしていきたいと考えております。

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